隣りのビルのミラーガラスに太陽が反射して、まるで海辺にいるようだと双美(ふたみ)思う。外はもう十月だと言うの今日は外を歩いていると汗ばむくらいの陽気で、照りつける日差しは夢の中みたいに白い。窓際のブラインドを引っ張り、ちょうどの中に太陽が入らないようする。テーブルの上に落ちた影少し効き過ぎたクーラーで揺らいだ。

 八月のはじめに二人で行った海は、シーズン真っ只中で、男も女も老人も幼児も、等しく皆が浮かれていた。それは、やっぱり砂浜に下りた、激しい日差しのせいだったように思う。眩し過ぎる光は目に入り、水晶体の中を乱反射して視神経を伝わり脳を麻痺させる。麻痺した人間の脳は何も考えられなくなり、後は本能という波に流されていくだけだ。夏の日差しは肌を焼く最高のエロティシズム。男と女が出会う夏の海は、いつでもそんなものだと思う。

 あの時、あの海の水平線はあまりに遠くて。夕焼けは赤く、隣にいた祐二の髪は潮風で湿っていた。そんな当たり前のことを、当たり前と思えなくなったら人間はお仕舞いだと思う。そして、もしかしたら、それをひとは恋と呼ぶのかもしれない。

あの時、確かに全ての風景は恋人たちのものだった。暮れていく浜辺。肩を寄せ合った二人。時折交わされたキス。夕焼けの海が、このうえなくロマンティックなムードを作り、浜辺に点在するカップルたちをうっとりと、二人だけの世界に浸らせていた。本当は、海はいつだってそこにある大きな水たまりだし、夕焼けが赤いのは、オゾン層が破壊され過ぎたせいなのだけれど。

 変わっていくけれど、確かにそこに在るものがある。私の周りにあるものは、いつだってそんなものだ。双美は、自分を含めた人間という生き物をそんな風に定義している。変化は当たり前。だけどその存在は少なくとも、死ぬまでは普遍。そのことを寂しいと感じたことはない。感じている時間がないと言った方が正しいかもしれない。自分の変化があまり自分の意識を必要としないことは、人間が人間である以上仕方のないことだ。

 もっとも、高校時代最後の夏休みに処女を失くしたヨーコの劇的な変化だけは、その前とその後が同人物だとはとても思えなかった分、いっそ清々しいものだったけれど。


双美がなんとなく入った喫茶店は、雰囲気が良かった。今流行のオープンカフェなどはやっておらず、日当たりも良いとは言いがたいけれど、店内の薄暗さは陰気な感じを与えなかったし、メニューが紅茶とコーヒーとチーズケーキだけ、というのも迷う必要がなくてよかった。カウンターと、テーブル席が三つだけのこじんまりとした店内には、双美の他に、初老の男性と、一組の男女が、それぞれカウンターとテーブルに腰を下ろして午後のひとときを過ごしていた。

こういう個人経営の、座席の極端に少ない喫茶店に入るのは久しぶりだった。それというのも、祐二が、タリーズか、スターバックスにしか入ろうとしなかったせいだ。彼は、個人経営の店は、なんだか全体的に暗くてオカルトな雰囲気を漂わせているものだと思っていたし、ベックスは慌ただしいサラリーマンたちが少ない空き時間にバタバタと一服するところ、ドトールは女子供向け、と決めつけている節があった。

祐二には、なぜだか、こうと思い込んだら絶対に譲らない部分があって、それは人生のほんのささやかな楽しみである喫茶店で飲むコーヒーにさえ、例外はないのだった。

固定観念の塊なのよ、要するに。

 双美は一番奥のテーブルに座り、テーブルの上に置いた手に落ちる影を見ながら、また、祐二のことをそんな風に思い出すのだった。正確に言えば、思い出したわけではない。一週間前に祐二とさよならをしてからは、ずっと、彼は双美の頭の中の一隅を占領しているのだった。



別れよう

 そう言ったのは祐二だった。

 今居るところとは違う、人が慌ただしく往き来するコーヒーショップでの出来事だった。駅前の、大きな百貨店内に新しく出来たばかりのタリーズは、土曜日を楽しげに過ごす人々で溢れかえっていた。

 その日は、珍しく祐二の方が約束の時間に遅れてやってきた。遅い、何やってんのよ、罰としてブルーベリーとチーズのベーグル奢りなさいよ、と双美は少し怒ったふりをして軽口をたたいてやろうと思っていた。近年の異常気象のせいか、秋口はとうに過ぎたというのにやけに蒸し暑い夕方で、ちょうど夕立が降り出した頃だった。

 「俺たち、もうだめだと思うんだ」

 注文もしないでそう切り出した祐二は、双美と目を合わせようとはしなかった。代わりに、しきりに眼鏡を押し上げる仕草を繰り返した。

ズレてもいない眼鏡を中指で押し上げるのは、神経質になっているときの祐二の癖だ。

 「俺たち、これ以上続けても意味ないよ」

 別れることに関しては、双美自身、なんとなく別れ時かな、と思っていたから特に異存はないはずだった。しかし、彼女と彼の関係は、女である双美からしてみれば、もう少し行こうと思えば少しは保ったであろうものだったので双美は祐二のことをせっかちだと思った。見切りをつけるのが早過ぎる上に、全然正確じゃない。彼は、とても機転がきいたし、用意周到で頼れる人だと思ってもいたが、この時だけは、双美は、祐二の賢しい選択眼を恨んだ。

「本気なの?」

ゆっくりと、祐二の目を探るように見る。彼は、目を合わせようとはせずに、だけどきっぱりとした口調で言った。

 「ごめん、もう、君のことをそういう対象として見れないんだ」

 「私たち、今まで散々キスや、それ以上のことをしてきたじゃない」

 双美は、意識して声を抑えながら言った。そうでなければ、突然の別れ話に、大声で祐二を問い詰めてしまいそうだった。彼女は自分でもそうと気付かずに動揺していた。

 「…そうだね。それについては、俺、なんの不満もなかったよ。むしろ、君に物足りない思いをさせてるんじゃないかって、心配だった」

 「まさかそれが原因なの? 私の方がちょっとだけセックスに強かったとか、そんな理由で?」

 あからさまな表現に、祐二はほんの少し唇を歪めて、煙草をくわえた。双美は、彼が外では絶対に煙草を吸わないようにしていることを知っていた。

 この人は、別れ話というものに、きっと慣れていない。けれど、自然消滅を狙うことは、彼の中にたくさんあるであろうこだわりに反するのだ。律儀なひと、とこんな時まで冷静さを保とうとする祐二を、双美は悲しく思った。誰もが快楽を楽に手に入れることができるこの世の中では、そんなこと、どんなに心を砕いたところで結局は損をするだけなのに。

 祐二は一息煙を吐き、続けた。

 「直接の原因はそうじゃない、けど、それもあったと思う。俺と君は、互いに惹かれあっていたけど、どこか埋められない食い違いみたいなものがあったよ。俺たち、そのことについて、何回か話し合いみたいなことをしたこともあったけど、結局はいつもどっちかがイライラして、腹を立てて、それで終わりにしてた。表面は解ったような顔してさ。でも、その頃はまだよかった。まだ、話せば解り合えるって思ってたから」

彼は、理性というものを、常識というものを、大切にしなければいけないと常々思っていた。感情が高まればすぐにでも喧嘩が始まってしまう、親密な関係を持った男女の間では特に。彼はいつも双美に対して、自制と、理性を持って接しようとした。そんな彼の誤算は、理性という言葉の偉大さに、自分を見失ったことにあった。祐二は、双美と何か話し合いを持とうとする時、自分の気の短さだとか、女が男に向かって言う正論の我慢ならない憎らしさなどを、いつも見落としてしまうのだった。二人の話し合いは、いつも、最後の方では大きな声での言い合いになった。そうして、何度話し合っても、いくら強く抱き合ってみても埋まらない溝に、彼はとうとう疲れ切ってしまったのだった。

「俺、最近、もうそういうことに使うエネルギーがないって思うんだ。そういうのも、全部、俺が悪いんだと思うんだけど、俺は俺のやり方でしか物事を理解できないし、譲ろうと思っても、やっぱりどうしても譲れないものって、あるんだ」

祐二は、自分のやり方しか認めない。それは双美も、普段から思っていることだった。例え他にどんな効率の良い方法があったとしても、彼にしてみればそれだけのことで、どんなに非効率的でも自分のスタイルを貫こうとする。だけど、双美は違う。双美は、合理的であることを素直に喜ぶ方の人間だった。世界には、たくさんの方法があって、たくさんのツールがある。その中から良いものだけを選んで、自分の中に取り込んで、それでまた新しいものが出来上がることに、彼女は抵抗も拒否も感じなかった。

「私たち、お互いに解り合おうとする努力が足りなかったのかしら?」

「…そうは思わない」

「あなたの譲れないものって、私にしてみたらささいなことだったけど、私、それを口にして言ったことはなかったと思うわ」

双美は、理解とは相手のことを否定しないことだということを知っていた。それは時に大きなストレスともなったが、彼女は祐二のことが「好き」だというそのことだけで、こぼれそうになる反感の言葉を全て押しとどめて来たのだった。

「でも、俺はなんとなく分かっていたよ。君が、時々俺のことをまるで子供を見るように見ていることがあるってこと。それは、面と向かって言われることよりも、たぶん、俺にとっては耐えられないことだったんだと思う」

 祐二のその言葉に、双美は次の言葉が出てこなかった。確かに、そういうところがなかったと言えば、嘘になる。彼女は、彼の、日常に表れるこだわりを頑固だと思っていたし、その頑なさを子供っぽいと感じていた。

 「別に、お互いの努力が足りなかったとか、そんなんじゃないと思う。上手く言えないけど。俺は君のことが好きだったし、かわいいと思っていたよ。守りたかったし、時々は守られたかった。でも、ごめん、もう君とは一緒にいられない」

 祐二の声は決意したもののそれだった。彼女は、ああ、もう本当に終わりなんだなと、はじめからなんとなく判っていたことを改めて思った。

 「…性格の不一致、ってとこかしら。認めるのは癪だけど」

 双美はため息をついて、空の紙コップを見つめた。

 ほんの少し前までは温かい飲み物がそこにあって、確かに彼女を温かくしていたはずのものは、今はもうない。

 祐二は黙って、新しい煙草に火を点けた。外では雷をともなって激しい雨が降り続いている。

 「ごめん」と、もう一度彼が言った。

 謝られても、もう、どうしようもないじゃない。

 彼女は、それには応えずに、肩を落として、手にしたハンカチを強く握り締めていた。それは悔しさや悲しさからではない。彼女は、自分がもはやこうするしかないことを知っていた。それが最善で、一番、自分と彼のダメージを最小限に留めるものだということも。

 彼の律儀さは、時としてとても利己的だった。こだわりを持って世間と接する彼は、しかし同時に他人に背を向けられるのを恐れていた。双美は、そんな彼の謝罪の言葉を黙って受け止めた。それは、彼女自身の防衛でもあったし、彼に向けた最後の気遣いでもあった。

 さよなら祐二。

 あなたはとても心優しくて、それゆえに私をいらつかせる要素を全て備えたひとだったわ。

 飲み干されたカプチーノの上を、ゆっくりと灰色の煙が舞っていた。







 海に行った思い出は、祐二とのことを思い出すときにいつも真っ先に双美の目の前にあらわれた。それは、彼との幸せだった時間の象徴なのかもしれなかった。

人とゴミが同じように溢れていた海岸。新調したビキニ。眼鏡のない祐二の横顔。そんな夏の思い出を、双美はつい最近のことのように思い出していた。

正直に言えば、この一週間、連絡を取ろうと受話器を持ち上げたことも、一度や二度ではない。電話をして、もう一度よく話し合えば、彼を取り戻せる可能性があると、彼女は愚かにもそう思っていた。

だけど、なんのために? ダイヤルをひとつプッシュする度に、そんな思いがじわじわと彼女の思考を占拠する。彼から別れを言い出されたことは、自分のプライドが許さないとでも言うのだろうか。そして祐二の最後の諦めきった様子を思い出すと、ダイヤルを押す双美の指は、どうしてもそれ以上動こうとしないのだった。

双美は、祐二のことを考えていたこの一週間は、過ぎるのが実に速いと感じていた。時間って考えることが多い時ほど早く過ぎてしまうものなんだわ。そんなことを実感しながら、先ほど運ばれてきた紅茶ポットの温かさを指先で確かめる。

店内には、外からやってくる客を気遣ってか、冷房が入れてあった。

運悪く、冷房の直撃する場所に薄着で座ってしまった双美は、季節の変わり目はいつも持ち歩いているカーディガンも今日に限って家に置いてきてしまっているし、少しでも暖を取ろうと、温めた指で、冷えた肩をゆっくりとこすった。

紅茶は、そのままカップに注がれたものが運ばれてくるのではなく、茶葉とお湯の入った陶器のティーポットと、丁寧に温められたカップとに分けられていた。

「こちらの砂時計の砂が、落ち切った後に、カップに注いでお召し上がりください」

愛想のいいウェイトレスがそう言って逆さまにしていった砂時計は、ブラインドの影からはみ出したテーブルの日に当たっている部分に置かれて、もう半分ほどの砂を落としてしまっている。

双美は、ぼんやりと砂を落とし続けているそれを手にとった。緑色に人工的に色付けされた砂と、緩やかなカーブを描いたガラスのくびれ。日焼けして黒ずんだ小さな木の柱。それは、彼女の手のひらにすっぽりと納まるくらいの大きさだった。

手の中の落ち続ける砂を見ながら、砂時計って、ある意味強迫観念だと、双美は思う。砂が落ち切った瞬間を見ると、自分の寿命が縮んだような気になる。重力によって止まることなく落ちていく砂。それは時間の象徴であるし、変化と普遍の法則の権化のようでもある。

祐二とのことは、結局、この砂みたいなものだった。彼のことはとても好きだったけれど、入っている中身の絶対値には限りがあって、はじめから期間が決まっているような、そんな印象の恋だった。

 解らないのは、彼と付き合っていた時には確かに満たされていると感じていたのに、別れてしまった途端、また空虚を抱え込まなければならなくなるということだ。どうしてだろう、そんなものは偽物のまやかしであることを、私は知っているはずなのに。

そう、彼女は確かに、まだ若い自分のこれからの未来が、彼とは繋がらないだろうと漠然と感じていた。それは、付き合いたての熱烈な時期を少し過ぎて冷静に考えればわかるような事で、だから彼女はどんなに切羽詰った時でも避妊はかかさなかったし、今この時の彼との時間を楽しもうと心を砕いてきたのだ。何千何万何億秒あるかわからない自分の人生の中で、彼という存在は、とても刹那的であることを、彼女は恋に心をさらしながらそれでもはっきりと自覚していた。好きだったけれど、きっと、祐二があのまま別れを言い出さなかったら、きっと私の方からなんらかの行動をとったと思う。そう思う双美の心に虚勢はない。ただ、予定外だったのは、彼は双美の中に、ちょうどひと一人分の鋳型を押していってしまったことだった。彼に出会う前まではなかったはずのそのくぼみは、彼女の中に余計な隙間を生み、そこだけやけに落ち着かない感じがする。まるで、全席指定、チケット完売の飛行機の席が、自分の隣りだけぽつんと空いてしまっているように。

だからだろうか、自分はわかっていると思っていたのに、不意にどうしようもなく彼の声が聞きたくなったり、ふたりで行った海のことを延々思い続けたりしてしまうのは。全国共通のフォームミルクの柔らかさがこんなに恋しいだなんて。

ばかみたいだわ、私。予想外のことに、双美はあくまで自分の中で、ひっそりと、少し困惑する。バースデープレゼントだと思っていたのに、開けたらびっくり箱だったなんて、そんな、振り回されるような想定外の出来事はまっぴらだ。

 砂時計の砂が全て落ち切って、双美は紅茶を自らカップに注いだ。ピジョンブラッドと同じ色をした赤い液体が磁器に映え、彼女の鼻をあたたかい湯気がくすぐる。かすかに、マスカットの匂い。

温かいものにしてよかった。私の指先は、いくらでもこうやってもあたためることができるのだから。

 両手で、カップを包み込むようにして持つ。双美は少し安堵して、それからカップに口をつけた。あたたかくて美味しい紅茶は、寒かったり暑かったりする天気に少々やられ気味だった胃に、やさしくじわりと染みる。こんなお店があったなんて、ちょっとした発見だ。駅からは少し遠いけれど、何かの機会には、またこうして一人で来よう。

気がつくと、隣りのテーブルに座っていたカップルはもう既にいなくなっていた。カウンターでは、老人が先ほどと同じ姿勢で、同じ新聞を読み耽っていて、まるでそこだけ時間が止まってしまっているように見える。

双美はぐるりと店内を見回して、それからソーサーにカップを戻して砂の落ち切った砂時計を見つめた。不自然な、緑色の砂。砂を落としていない時、それは随分穏やかなモノに見える。しんとして、意思を持たず、ただそこにあるだけのモノ。一度流れ出すと止まらなくなる側面とは裏腹に、外部から手をかけない限り、そこはとても静かで穏やかだ。

あの夏、海で触れた砂浜の砂は、さらさらと、指の間からこぼれ落ちた。その感触が面白くて、双美は何度も手の中から砂を落とした。風で煽られて、目に入るからやめろと、祐二に言われるまで彼女はそれを続けていた。

あの時の砂が、形を変えて今ここにある。

店内は静かで、全てが午睡のまどろみの中にあるようだ。ミラーガラスが、相変わらず十月に不釣合いな日差しをこちらに向けて反射している。

双美は、ふと、今ここに祐二が現れてくれたらいいのにと思った。それも、腕に別の女をくっつけて、何くわぬ顔で窓の外を歩いていてくれたらいいのに。そうして彼は私に気付くことなく、駅前のタリーズにでも向かって見知らぬ女性と歩き去って行けばいい。後に残されたのが私だけであっても、きっと、自分は怒りを感じることはないだろう。これで、彼とのことは全部ふっ切れる。逆にすっきりするわ。そうしてきっぱりと、今この瞬間に決別をつけることができる。鋳型だって、また新しい誰かが埋めてくれる。変化とは劇的で、そのほとんどが偶然性によるものだ。形なんて、あってないようなものなのだから。

その想像は、彼女を少しだけ愉快な気持ちにさせた。口の端を引き上げて、少し無理に笑みを浮かべてみる。また一口、紅茶をすすった。

 今日はこの後どうしようかしら、と腕にかかった文字盤が四つしかない時計を見ながら双美は思う。

祐二がいなくなってからは、出掛ける理由が買い物くらいしかなくて困る。失恋にはお酒がいいかもしれない、そうだ、ワインでも買って帰ろう。と、双美はそんなことを考えながら、気まぐれにテーブルの砂時計をひっくり返した。








握論

(夏塩端)













































































































































































































































































































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