ひだまりの移ろい            夢だるま
 
 
 
 
 
 
「違う高校行っても、また一緒に遊ぼうね」
 高校入って、携帯買って、渡されてたアドレスに名前と番号を添えて送信した。
それぞれの学校のことを少し聞いて
「遊べる時連絡するね〜!じゃ、またね (´∀`)」
 
それからは、遠い親戚みたいなつきあい。
同じ学校の友達中心。
 
 
「大学近くに下宿するの?遠いもんねー。こっち来たら連絡してよ〜」
 同窓会の誘いが数回あったけど、実際に参加したのは一度だけ。集まりの悪かった一次会だけ。
(もう大学生活も終わるなぁ…)
 そう思っていると、ネット上に中学の時の友達を発見。見てはいけないものを見てしまったような気持ちになって、何の跡も残さずにスタートページに戻った。
相手の反応がどうなるのか怖かったから。虚しい痕が、自分に残るのを避けた。
 
 
さくらが咲くと、誰かが去っていく。
寒ざくらで、やがて来る気持ちに慣れておこうとした。
入れ違いで、誰かが入ってくるけれど、それも葉ざくらまでは不安材料だ。
 
 
さくら…苦手だ。…でも…きれいだ。
 
 
 
 
 
あとがき
 四年生の先輩の方々、卒業おめでとうございます。祝いの気持ちでいっぱいなのですが、作品はこんな…です。去っていったり入ってきたり、自分もその一員だってことを度々忘れます。友達は本当に大切です。先輩も後輩も教授も、出会った人みんな大切です。

 
 
 
 
 
 
 

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